MENU
1,970,547

スレッドNo.7146

感想と評 4/17~4/20 ご投稿分 三浦志郎

1 月森うさこさん 「ヴェセル」 4/17

英語表記は「VESSEL」でいいでしょうか。もし、そうならば、「文脈に応じて、船・血管・容器を意味する」とあります。文脈に応じて液体や物を入れる器の解釈を取りましょう。
しかし、この詩の詳細な解釈は、正直さっぱりわかりません。しかし、詩とは時にそういうものであります。感覚的に感じた事柄のみ書きましょう。タイトル通り器が準主役的な役割を果たし、内容を入れる容器のようです。登場人物は「母→私(長女?)→弟達(2名以上?)。主役は私と母。
この二人は姉妹のように仲が良いのだと思う。舞台は容器や食べ物を交えての食卓場面。
各人の表情・仕草・行動、あるいはちょっとした場面がよくわからない、といった感じですね。
わけわからないうちに引き込まれていくようなユーモアは感じますね。そんな中にあって、終連です。ここが案外、爽やかな感謝とホンネといった気がします。評価の初めは恒例の佳作二歩前からで願います。


2 三津山破依さん 「星が近づいてくる」 4/17 初めてのかたなので、今回は感想のみになります。

すでに、結構書かれているかたです。諸作概観させて頂きました。さり気ない文体の中に抒情や深さを忍ばせたもの、やや詩的荒唐無稽に振ったもの。そんな書き分け方を感じました。本作はどちらかと言えば、後者的ですが、案外、実生活に即した想像かもしれない。たとえば、二階の自室。
ベッドに寝そべって窓辺の夜空を眺めていた。そこでふと浮かぶ想像、幻想。ちょっとオチャメなユーモアもありそう。「ペペロンチーノとにんにく」が笑えます。こんな要素が、この詩の妙味でしょう。又書いてみてください。


3 上原有栖さん 「雨日のアルペジオ」 4/17

雨の日、雨音の妙味です。鉄琴を介して、マイナーのコード進行、アルペジオ。まあ、詩の世界の事とは言え、凄い自然の力が描かれていますね。これ、聴いてる人も絶対音階の持主でしょうね。
この詩の良い点は音が聴こえてくるのもさることながら、「屋根の端から雨垂れる」「錆びた鉄琴を鳴らす」など、風景も充分想像可能な点です。これらによって、音が出ているのですが、その音がかえって静かな気配を感じさせてくれたりしています。ところで、この詩には絶対、擬音は必要なのですが、冒頭と中間に出て来る擬音が僕にはどうしても「子連れ狼」のテーマソング(歌・橋幸夫)
のイメージになってしまいます。まあ、殆ど趣味の領域なので、問題ないのですが。これはこれで完成形。甘め佳作を。ただし、雨の音の擬音って、結構難しくて、考えてみたけど、いいのが浮かびませんでした。もしも気になるようでしたら、暇な時に考えてみてください。
アフターアワーズ。
解説もありがとうございます。僕はリズム以外、メロディーもハーモニーも全く無知ですが、調べたところ「マイナーキーのスリーコードの基本はAmとDmとE7」とありました。メジャーかマイナーかは、素人でも、不思議とわかるものですね。アルペジオはクラシックギターが一番しっくりくるようなイメージですね。



評のおわりに。

「切通しにて」

歩いている

山道
切通し
あまりの急坂に
亀も引き返した
そんな言い伝えを
思っている

今は
つつじの盛りを見ている

来るべきもの

紫陽花が静かに
”支度している“ことを
想っている


では、また。

編集・削除(編集済: 2026年04月24日 16:18)

ロケットBBS

Page Top