夢味 相野零次
僕はある日 夢色の接着剤を見つけた
試しにピンク色のカエルと緑色のウサギを
くっつけたら見事な豹柄のコウモリが産まれた
ケンカしている人同士をくっつけたら
長い角を生やしたユニコーンが産まれた
あまりにも面白いのでいろんな物を
くっつけていたら
景色がピカソのようなキュビズム調に変わっていった
もうこの世界に僕という世代は存在しない
全てが混沌としたシチューのように煮込まれている
果たして意味などどこにあるのだろう
愛してるって誰かが言った
僕もだよって笑いかけた
赤黄緑の三色のグミでできた
トランポリンで僕らは跳ね回った
遥か向こうから
夕焼けが僕らを焦がしにやってくる
優しく焦がして愛しく食べてね
天使さん 悪魔くん 神さま♪