免罪符 ゆづは
私という枝を 空へ伸ばし
自分の風に吹かれるだけで
終わってゆく一日
無機質に光る
白い廊下のその奥で
車椅子に凭れ
西日に透ける あなたの横顔を
ふと 想うとき
吸い込む空気が 肺を削り
指先だけが 凍えてゆく
見守るための隙間さえ
私は 失くしたままで
届かない距離ではないのに
動けずにいる理由(わけ)を
免罪符のように
強く握りしめている
この不器用な沈黙を
私なりの愛なのだと
名付けて逃げることを
赦さなくていい
ただ
知っていてほしいのです
私という枝を 空へ伸ばし
自分の風に吹かれるだけで
終わってゆく一日
無機質に光る
白い廊下のその奥で
車椅子に凭れ
西日に透ける あなたの横顔を
ふと 想うとき
吸い込む空気が 肺を削り
指先だけが 凍えてゆく
見守るための隙間さえ
私は 失くしたままで
届かない距離ではないのに
動けずにいる理由(わけ)を
免罪符のように
強く握りしめている
この不器用な沈黙を
私なりの愛なのだと
名付けて逃げることを
赦さなくていい
ただ
知っていてほしいのです