一輪の花 相野零次
そこに希望があるのなら
僕は頑張ることを忘れないだろう
絶望ばかりの世界に咲いた
一輪の花の為に僕は走り続ける
空っぽの学校に君はいた
ヒビの入った校舎の片隅で
黄昏ていた君と
落ちていく夕日のコントラストは
退廃的な美を映し出していた
この世界の為なら
僕はしねると思った
「あのね、私思うの。しぬのは怖くないけど
忘れられるのは嫌だなって」
僕は忘れないよ
もしかしたら明日は
やってこないかもしれないけど
僕の瞳の奥にいる君が
さみしげに微笑んでいるから
明日、世界が滅んでも
僕は君の隣にいる
必ず