菊 虹乃衣里絵
嬰ハ短調に乗せて
出だしから
心を鷲掴みにされる
弦楽の啜り泣き
音色が流線形を描く
珠玉と云うに相応しい
花開く菊は
優美な立ち姿
舞い落ちる時を
知っているが如く
何処か悲しげ
物思いに耽りたくなる
その旋律と相俟って
心の深い所まで
沁みてゆく叙情
薄紫の菊は
すっかり咲き切って
終わりの時を待つのみ
静けさと共に
儚い八分間のドラマが
幕を閉じる
※菊…プッチーニが作曲した、単一楽章の弦楽四重奏曲です。
嬰ハ短調に乗せて
出だしから
心を鷲掴みにされる
弦楽の啜り泣き
音色が流線形を描く
珠玉と云うに相応しい
花開く菊は
優美な立ち姿
舞い落ちる時を
知っているが如く
何処か悲しげ
物思いに耽りたくなる
その旋律と相俟って
心の深い所まで
沁みてゆく叙情
薄紫の菊は
すっかり咲き切って
終わりの時を待つのみ
静けさと共に
儚い八分間のドラマが
幕を閉じる
※菊…プッチーニが作曲した、単一楽章の弦楽四重奏曲です。