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スレッドNo.7286

誰のためでもなく  三津山破依

一、神聖な儀式

今日は何から始めよう。
カーテンを開けて、窓を開けて。 
新鮮な朝の空気。
どんよりとした湿った空気と入れ替える。
食パンにバター。
ティーバッグにはお湯。
ルーティンワーク。神聖な儀式。

視線を感じる。私は輝く。

自転車に乗って、ちりんちりん。
電車に揺られて、ごとんごとん。

悪い気はしない。
視線を向ける者たちよ
覚悟を持ちなさい。

私は誰のものでもなく、
誰にも踊らされない。
いつでも、
私の都合で終わる。


二、見つめていたい

あなたを見つめる。
ずっと、見つめる。
いつでも、見ている。
あなたには見つめられる権利がある。
それを伝えたい。

雨が降る日も風が吹く日も、
健やかなる時も病める時も、
赤い日も青い日も。
黒い僕でも。

カーテンを開くと、一日が始まる。
あなたの姿を見つける。
朝食はトーストと紅茶。
もっと健康には気をつけて。
今日はどこへ出かけるの?
僕は靴をすり減らす。

掌の上で踊り続けるあなたを
つまんで、笑う。

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