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スレッドNo.7443

評ですね。7月3日〜6日ご投稿分  雨音

「フィグ」上原有栖さん
有栖さん、暑中お見舞い申し上げます。
フィグって素敵なタイトルですね。これが無花果として作品の中に反映されていることもひねりがあって良いと思います。こちら佳作です。
この作品は、食事の時間を通して恋の始まりを重ねて描いているところが、とても印象的でした。無花果やムール貝、蝋燭の灯など、一つひとつの情景が丁寧に選ばれていて、落ち着いた大人の雰囲気が感じられます。最後の「さっきの無花果みたいに/柔らかく熟した/甘い恋の夜」という締めくくりも、作品全体をやさしくまとめていて素敵でした。
ひとつだけ提案するとすれば、「青い蕊を優しく包むのは/橙色の花弁だね」の比喩が美しく、これはろうそくの炎を見立てているのだと思いました。青い蕊の表現はとても美しいので、そのまま生かしつつ、その前にろうそくの炎だとわかるような描写をほんの少し加えると、読者にも見立てが伝わりやすくなるかもしれません。そうすると、その後の「蕾」や最後の恋のイメージへも、より自然につながっていくように感じました。

「カエルの置物」石川ぼうずさん
石川さん、暑中お見舞い申し上げます。
とても楽しく読ませていただきました。まず、タイトルが秀逸ですね。興味を引かれます。最初は「不思議な幸運の話かな」と思って読み進めていたのですが、いつの間にか主人公がカエルに心を支配されていく様子に引き込まれました。「こういうことってあるよな」という身近さ、そして何ともいえないおかしみがありつつ、どんどん依存していく姿が印象的でした。最後の「世界は何事もなく回っていた」という一行がとても効いていて、思わず「そういうことか」と納得する余韻がありました。
ひとつだけ提案するとすれば、幸運が続き、カエル様への依存が深まったあと、置物が壊れる場面で一気に物語が動きます。その瞬間の主人公の絶望感がもう少しだけ描かれると、その後の「世界は何事もなく回っていた」とのギャップがさらに際立つように思いました。
実は私にも似たような経験があります。結局は本人が頑張っていただけなんですよね。カエル様は、それを見守ってくれていただけなのかもしれない……そんなことまで考えさせられる作品でした。佳作一歩手前です。


*番外感想
「歴詩奇譚「三成二人」第二章」三浦志郎さん
三浦さん、まずは暑中お見舞い申し上げます。評なしで、と言うことでしたが、ささやかな感想をお届けします。
実は私は歴史の知識(というか物覚え)にあまり自信がありません。それでも人物の心の動きが伝わってきて、興味深く読むことができました。吉継が感じた小さな違和感や、弟が「影」として生きる覚悟には、それぞれの人物の思いがよく表れていて、とても惹かれました。最後は秀吉の死によって時代が大きく動いていく様子が描かれ、歴史の流れの大きさも感じられました。歴史って神秘的ですね。「歴詩奇譚」という呼び方も、とても味わいがありますね。

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暑中お見舞い申し上げます。
夏は体調管理が難しいですね。皆様どうぞお健やかにお過ごしくださいね。
ところで、スイカの絵文字は日本では夏を象徴しますが、実はパレスチナの象徴でもあります。スイカを食べるたびに、スイカの絵文字を使うたびに、平和を祈っております。

(*諸事情により、英国にいる雨音さんから受けたメールを島が代理投稿しております)

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