旗〜村野四郎に捧ぐ 小林大鬼
彷徨い歩いた多磨霊園の一角で
私は白い花を供えた後
あなたの詩集を朗読した
学生時代の詩の課題で
あなたの詩の罠に嵌まり
詩人を志した日から
私は今ここにいる
若いあなたが詩の中で叫んだ
古い詩稿の魂の旗は
秋色に染まる墓地の中で
静かに風に靡いていた
彷徨い歩いた多磨霊園の一角で
私は白い花を供えた後
あなたの詩集を朗読した
学生時代の詩の課題で
あなたの詩の罠に嵌まり
詩人を志した日から
私は今ここにいる
若いあなたが詩の中で叫んだ
古い詩稿の魂の旗は
秋色に染まる墓地の中で
静かに風に靡いていた