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スレッドNo.7556

バラッド  上原有栖

庭の縁側で
語らるるじいじの昔ばなし
人生百年
ぼくにとってはお伽ばなし

酸いも甘いもぜんぶ
顔の皺に刻まれとっとる
光の破片が夜空を揺らして
炎の竜巻が家を焼いた日
そりゃあもう
幼いじいじは怖かったと

今の子供は幸せだろうて
遠くを見る目は
少し寂しい色をしていた

かつての日々があったから
いまがあるのだろうか

今年も秒針が刻まれる
あの夏と同じ八月が過ぎてゆく

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