MENU
2,574,760

スレッドNo.7559

菜食放免  竹中ゆうすけ  評不要

一度
歩み始めたら
決して
振り返ってはならない

たとえ
不作為の批判に取り囲まれても
盛夏の声を遮ることに努めながら
永遠に特別であれ

+

乾燥させた大豆をフライパンで煎る暮れに
夕陽が 薄味の憂いを伴い 横切ってゆく

高蛋白なレンズ豆は
玉葱やニンジンと一緒に煮込めば 旨味が出る

優しい甘みを特徴とする緑豆は
お米と一緒に炊くと 朝の体にあつらえ向き

大きめの紅花隠元は
若い莢と一緒に軽く塩茹ですれば
オリーブオイルが最高の相方になる

ひよこ豆を
トマトと一緒にスパイシーに煮込んだら
ナンとの相性は抜群
魅力はホクホクとした食感だ

−

でも
豆は豆
一つひとつ 固有の種に分類できても
(どれだけ 香ばしく 調理できても)
やがては
総じて
豆でしかなくなる………端から そう であったように

×

未だ 呼び起こされない〈記憶〉を持つ 者たち

カラフルに 翔び跳ねる 高邁な悲壮が ぼんやりと………

忘れかけた祈りに どうか 火を 点け給え!

÷

カラカラになって 先っぽがささくれた葉葱が
倒錯した大衆の気休めに 抱《だ》かれて揺らぐ頃

安らかに差し込んでくる熱線が
窓の辺《ほとり》で艶やかに 踊り始めた仕舞い口《ぐち》

国際社会の歪《ひず》んだ条理
未調整の塩加減
情を拗らせた青物
無気力な喧嘩

どれもが
芽生えたばかりの
眩く輝く
灰汁
だった

今や
湿った天上の
父の袖を通り
ダビデの
城壁から
愛の
血潮として
清まり
噴
 き
  出
   し
  て
 い
る

編集・削除(編集済: 2026年08月10日 23:08)

ロケットBBS

Page Top