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スレッドNo.7603

雨の日の記憶

アージ バーリッシュカディンヘー

こんな大雨の夜だった

店主は滝のように
激しく流れ落ちる
土砂降りの雨を眺めていた
私はその背中を見つめていた

安っぽいナンとカレーが空になる


アージ バーリッシュカディンヘー

私は彼が口にした
遠い祖国の見知らぬ
その言葉の意味を聞いた

夕立の雨音が響く中で
彼は優しく私に教えてくれた

ダンニャバード

グラスのチャイが氷に消える


アージ バーリッシュカディンヘー

お父さんは昨年亡くなったと
彼の奥さんから聞いた

あの西台の店は移転して
志村三丁目に移り
一軒家の小さな店で
彼女一人が切り盛りしていた

ナマステ〜

懐かしくあの時を思うと
私の目頭がまた熱くなる

アージ バーリッシュカディンヘー

もう二十年以上前の
居抜きの古い居酒屋のような
夫婦が営むインドカレー屋での
ある夏の夜の出来事である

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