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スレッドNo.7635

感想と評 8/21~8/24 ご投稿分 三浦志郎

1 Mayさん 「言霊」 8/21

「ほんそれ」。こういった言葉は僕は詳しくはわかりませんが、SNS上などで使われるのだと思います。こういう場での若者の言葉の使い方が年配者はわからない。逆に年配者が使う表現や言い回しを若者がわからない(≒死語化?)。言葉とは時代に応じて動くものですが、こういった二重構造も無視できず、国の調査や国語政策が問われるところです。
実際にあったことをエピソード的に取り上げたものと思います。それだけに、詩の背景、言い回しなどが、少しライトな日常性の中にあるように読めます。その延長にありながらも、貴重なのが「息子よ」以降でしょう。別に深刻な訓戒ではなく、日常的エピソードの流れの中でさりげなく語られる。しかし、その含むところは深い。これは父親としてシャレていて、しかもかっこいいです。
こういったことをごく自然に教示できるのは、以下の考えが身に付いているとしか思えません。
「人生=言葉」。 甘め佳作を。

アフターアワーズ。
大勢に影響ないので、こちらの扱いにします。好みのことなんですが、タイトル「言霊」が詩行に比べ、その重量・面積が少し重く広い気はしました。もちろん、読み手、評者によって違ってくるでしょう。


2 石川ぼうずさん 「セピノール! 限界突破キャンペーン」 8/21

いや、おもしろい! セピノール調べても何処にも載ってないので、これは“石川さん特製ネーミング”ですね。うまいもんです。テレビやスマホで盛んに流される商品紹介です。効能書きがよく考えられ、ちゃんと消費者の購買意欲をそそるようなスタイルになっています。「食品ではありません」「寝る前にセピノールの上で」とあるので、何か腰掛けたりする物か蒲団のようなものですかねえ。
そこから磁場のようなものが出て人を良い方に導くとか?利用者の声までついて、何にでも効きそうです。とりわけ、対・異性がお得意分野のよう。だとすれば、これは売れそうですね(僕はもう終わってますけどね、笑)。この詩を正統的な詩評論で捉えるならばー、
「人間が本来的、潜在的に持っている願望を、こういったパロディ的、ユーモア的形式によって代弁したもの」と記してみましょうか。注意事項も笑えますね。詩の本道にはなり得ませんが、軽いレクリエーションとしてあってもいいですね。評価は佳作一歩前で。


アフターアワーズ。
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3 相野零次さん 「イライラ」 8/22

「面白いアプローチの作品です」。一読、こんな言葉が浮かびました。相野さんの持ち味かもしれない。この感情は人間にとって“最後通牒”的な感情ではけっしてない。まだ道半ば、回収・改良の余地は充分あるはずです。詩の初期においては「イライラ=感情」が人間の行動原理、行動指針といった把握をします。次にイライラの救済手段として(感情としての)「好き」を登場させます。
これは大賛成。これは全き処方箋です。「好きこそ理屈を退ける。好きこそ理由の最後の砦」であります!これによって「イライラ」は初めて「ウキウキ」に変わるのです。相野さんにとっての好きな子、好きな詩、好きな詩人。最後に最果タヒさんが登場します。ここのパートは別種詩の混在?と思えなくもないけど、まあ、今回はいいでしょう(大笑)。敬愛する人物がいるということは、その人にとっての幸せと思えるからです。

A……最後に大事なことを書きます。この詩は「人間事情を搦め手(裏口)から書いている。そのアプローチの意義」です。それが冒頭の評文に繋がるのです。搦め手だけに人はうっかり忘れがちです。忘れがちなだけに人間を知るに案外近道だったりする。この詩を読んでそんな感想を持ちました。

アフターアワーズ。
正直に書かせて頂くと、この作品を佳作にするかどうか悩みました。しかし佳作です。「A」があったからです。
好みで言うと、これは案外、散文詩形式で書くと、より真意が伝わるかもしれません。あくまで参考ですが。


評のおわりに。

8月が終わります。
社会的にもいろいろありましたが、月並みですが、夏が終わるのはとても寂しい。
どんな暑さでも、どんな気候でも、です。  では、また。

編集・削除(編集済: 2026年08月28日 20:43)

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