○哀しみ
この哀しみが愛になって皆を
優しく包む日がくるのなら
私はどんな犠牲も払うだろう
それは
一人の少年の澄んだ心の奥にあるもの
一人の少女の澄んだ瞳にあるもの
ふたつが互いに惹かれあう瞬間に似たもの
歳月と共に失われる大切なもの
もしかしたらそれが真実の愛とよべるものかもしれない
自分や他人 ときに生き物でないものに対する親愛の情
そうしたものへの哀しみの蓄積
愛とは喜びに似た哀しみかもしれない
ならば私は堪えねばならない
いずれそうしたものに包まれるとき
はやってくるだろう
それまでは辛くても堪えるのだ
真実の愛と呼ばれる瞬間まで