流浪 夏目兼緖
街行く人達を横目で流しながら
胸に少しの重りを塗り込められた感覚を
ざわつく気持ちも寂しさも
夢見るラムネで誤魔化すの
ラムネが溶ける…
夢を見る
青い世界に流される
あたしは今、どこにいくの?
いつも同じものを探すの
あたしが駄々を捏ねても怒らない人
優しく頭を撫でてくれる掌
いつも探しているの空っぽなの
埋められない暗黒を
夢を見るラムネで誤魔化すの
ラムネが溶ける…
光を見る
青い星が流れてく
誰かあたしの手を引いて?
大人になったあたしは
紫煙を燻らせ思い出す…
冷たい流浪の日々が
煙に乗って空へ流れてく…
ここは温かいの
大きな手があたしを掴んでるから
あたしは今、生きてくの…
もうラムネは要らないの