死集 相野零次
凍るほど寒いクーラーの風にあたりながら詩を書く。
楽しくない、ちっとも。
僕なりに命を凍らせながら詩を書くと、
どこかからエマージェンシーコールが聞こえる。
それは僕の身体の中からでクーラーが効きすぎなのだ。
それを無視していると、足の指先が腐ってくる。
僕は今、死にたくて詩を書いているからちょうどよい。
指先の方までカチンコチンになってようやく詩が書けなくなった。
念願の詩集が出来上がった。
死についての死集。
地獄の底で発行部数が伸びているらしい。
凍るほど寒いクーラーの風にあたりながら詩を書く。
楽しくない、ちっとも。
僕なりに命を凍らせながら詩を書くと、
どこかからエマージェンシーコールが聞こえる。
それは僕の身体の中からでクーラーが効きすぎなのだ。
それを無視していると、足の指先が腐ってくる。
僕は今、死にたくて詩を書いているからちょうどよい。
指先の方までカチンコチンになってようやく詩が書けなくなった。
念願の詩集が出来上がった。
死についての死集。
地獄の底で発行部数が伸びているらしい。