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スレッドNo.77

挽歌  冬本広嗣

落日の嘶き 雁たちが怯える

やがて出で来る天狼の咆哮を抑え込まんと 陽の光が水平線を走る

茜色の子羊雲が天空を駆け駆け走る

大海原の溶鉱炉に飲み込まれていく そのはるか彼方から発せられる太白の声を聞け

朗々の叫び 朗々の終焉

空よ

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