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スレッドNo.7709

一雫の夜  ゆづは

気づいてほしくて
わざと声を砕き
唇の端から零した

聞こえないふりをされたなら
最初から独り言だったと
砂のように笑うだけ

すべての視線を
集めたいわけじゃない

手のひらの液晶を滑る
誰かの指先を
一雫の夜が濡らせばいい

親指の熱を吸い取って
画面はすぐに冷えてゆく

同じ深さの夜に沈み
青く冷たい光のなか
誰かのため息が
硝子をすり抜け
首の後ろを撫でてゆく

編集・削除(編集済: 2026年10月07日 23:04)

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