四君子 上原有栖 評不要です。
心は真っ白な紙
感情の皺など些細な事は気にせず
どこまでも拡がる一枚を見て思う
ここに何を描けるだろう
蘭 竹 菊 梅
水墨画の四君子
描き方の全ては
このなかに在り
その芳しきこと、春蘭の如し
その伸びやかなこと、若竹の如し
その気高きこと、秋菊の如し
その慎ましきこと、寒梅の如し
木筆に墨が乗り
紙上を翔ける
跳ね 払い 止まり 点描
教えられた筆から
自分の線を見つける旅へ
時が流れ 四季が巡って
景色も変われば 心も変わる
心が変われば 線も変わる
自然は思い通りになどならず
況や人生もまた同じく
行き着く先は
濃淡だけで
生命さえも生み出す世界
水墨画を
もっと知りたいと願った
※映画『線は、僕を描く』を鑑賞しての作品です。