繋がる ゆづは
台所のテーブルの真ん中に
小さな箱がひとつ
ゲームセンターの喧騒を抜けて
それは そこにあった
ご飯の炊ける匂いのなか
説明書をめくる指先は
少しぎこちなくて
耳の奥で小さな電子音が弾ける
透明な電波が
私の時間と繋がるように
少し離れたところで
はにかむ息子の横顔
「三個も取れたんだよ」と
届いた音のぬくもりが
新しい私の毎日に
一つずつ溶けてゆく
台所のテーブルの真ん中に
小さな箱がひとつ
ゲームセンターの喧騒を抜けて
それは そこにあった
ご飯の炊ける匂いのなか
説明書をめくる指先は
少しぎこちなくて
耳の奥で小さな電子音が弾ける
透明な電波が
私の時間と繋がるように
少し離れたところで
はにかむ息子の横顔
「三個も取れたんだよ」と
届いた音のぬくもりが
新しい私の毎日に
一つずつ溶けてゆく