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スレッドNo.799

別れの朝  cofumi

別れの朝
いつもより朝は長い

静かに落ちる砂時計のように

名前を呼ぶ声に
髪の先まで反応してしまう

人生の終わりでもないのに
涙は震えながら零れ落ち

最後の「ありがとう」は
消えかかる残り火に油を注ぐ

最後に肩を抱くのは
ただの 罪

あなたの匂いを
探してしまうに違いない

今なら
涙で火をつける事もできるの

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