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スレッドNo.95

評と感想です。6/7〜6/9までのご投稿分です。  井嶋りゅう

島さん、みなさん、こんばんは。
新しい掲示板での初評です。
どうぞ宜しくお願いいたします。


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「明日はタンポポになろう」cofumiさん
cofumiさん初めまして。どうぞ宜しくお願いいたします。初めてのかたなので感想を書きます。
コンクリート階段のひび割れから一本だけタンポポが咲いているのを見かけたことがありました。こんな都会の真ん中のこんな場所に!とびっくりしたことがあります。条件さえそろえばどこでも咲くことができるんだなあ、と感心しました。
さて、作品ですね。このようにタンポポはとても粘り強い花として認識されていて、タンポポみたいになりたい、という詩を見かけることが多いです。タンポポと言えばくじけない心、のような図式があるようです。タンポポを取り上げる場合、意外な角度から書いてみましょう。1連目2行目「朝が床に反射していた」のような角度でタンポポを表現してみてください。またちょっと違ったタンポポ詩が出来ると思います。


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「鮫」プラネタリウムさん
プラネタリウムさんこんばんは。
言葉足らず、なんでしょうかね、この詩は、色々が混ざっているような気がしました。感動手前で終わってしまった感がありました。終連はとてもかっこいい3行なんですが、鮫のことを書いているのか、あるいは、髪の色や長さ、と書いてある連があるので、人のことを書いているのか、など、考えないといけない詩でした。このラスト3行が生きるような推敲をおすすめいたします。宜しかったらご一考ください。


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「聴き屋」秋冬さん
秋冬さんこんばんは。
料金の発生がなければ、教会の懺悔室にいるかのようなイメージでしたね。人は、全然知らない人になら犯した罪さえ話すことが出来るものだと、何かで知りました。言う側も聴く側も、言い捨て聴き捨てが出来るからだろうと思うんです。これが、知り合いだとそうもいかないのだと思います。話した後、急に不安や心配が浮上して、余計なものをひとつ抱え込むことになるのだと思います。この「聴き屋」という商売(本当にあるのか架空なのかわかりませんが)は、商売である、ということが大事なのでしょう。互いの精神衛生上。聴き手は話し手の感情にただただ寄り添うだけ。話し手はアドバイスも励ましも要らないただただ聞いてほしいだけ。医者でも坊さんでも妻でも壁でさえも、違った。見ず知らずのこの関係性が、どうしても必要な時が人生にはあるのだと思います。とても切なくなる詩でありますが、ラストには光が見えていました。とてもとても良い詩でした。佳作ですね。


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「春告鳥」妻咲邦香さん
妻咲邦香さんお久しぶりです。お元気そうでなによりです。
タイトルが、春告鳥、ですか。ミミズはいるけど、鳥が鳴いていないなあ、と思ったのですが、妻咲さんのことですから、あえてなのでしょう。私の読みが浅いのだと思うのですが、もうちょっと、春告鳥に掛けてほしいなあ、という気はしました。
とっても良い詩なんですが、この詩はラストの3行が分かれ道だと思いました。すみません厳しいことをいいますが、この3行はないほうがいいと思います。もしかしたら妻咲さん的には、少し物足りなくて付け足した3行かもしれません。でも、この3行があると逆に物足りない気持ちに私はなりました。「今日も草を抜く」で終わったほうが、私的には絶対良いです。この3行がなければとっても良いじゃないですか、淡々としていて。余韻を残した方が、タイトルを春告鳥とした意味を想像しようと思うのです。ぜひ、ご一考ください。佳作一歩前でした。


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「私を引き留めた一つの言葉」まるまるさん
まるまるさんお久しぶりです。お元気でお過ごしでしたでしょうか。
なるほどな、と思ったのが、「人は誰もが タンパク質」という表現ですね。成分で表すというのがとても新鮮でした。まるまるさんは、なぜ生きるのか?ということをずっと考えていらしたのでしょうね。そして出会った言葉、結論。「生まれたから生きている/生まれたから生きていく」ここから怒涛のような肯定が始まっていって、ようやく地に足がつく。とても大切な詩だと思いました。ただ、少し、詰め込みすぎているでしょうか。内容の密度はそのままに、もう少し、ぎゅっとさせられるような気がしました。全部伝えたいことなのだと思いますが、中盤をすぎると、こちらの想像があっちこっちへ連れて行かれてしまって、タイトル何だったかな?と思ってしまいました。内容はとても良いと思うので、推敲をおすすめいたします。宜しかったらご一考ください。


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以上ですね。
ご投稿ありがとうございました。

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