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スレッドNo.59

いいはなさんへ

・処置について
処置の内容としては、男性としての機能を維持するための器官は全て摘出されているという設定にしています。おしっこを出す機能しか残っていないと思ってください。

・誠の親
親としては一人息子である誠にしっかりして欲しいと期待しつつ、けれど、実は芯の弱い子だということには気づいているわけです。でも、家督を継ぐ者が他にいない状況のため、無理をさせるしかない。ただ、無理をさせていることに負い目を感じてはいるのですね。そんな状態だから、親としても、互いに辛い状況を変えてくれる『何か』を心の中で待っているわけです。そこへ真奈美がやって来て(結果として)状況を一変させてしまったのですが、第三者の目から見ると真奈美はとてもひどいことをしたことになるものの、少なくとも、誠を重圧から救い出すことにはなるわけです。親としては、自分の手で誠の苦しみを除去する気構えなどなく、そのこと自体にも後ろめたさを感じていたところもあって、真奈美から聞かされる『処置』の内容を、渋々という態を装いつつも内心は少なからずほっとしながら受入れざるを得ない立場に置かれていたということになります。ということで、『処置』に至る原因・経緯も処置の内容も全て真奈美から聞かされていたというふうに解釈していただいて結構です。但し、前もって聞かされていたとなると誠の実の親としては『処置』に対する抵抗をしなければいけなくなるわけですから、後から聞かされていたと考えるのが妥当でしょうか。そして「後から知ったことだから何もできなかった」と心の安寧を得ようとするのですね、少し卑怯なことだけど。ついでに言うと、そのように心の安寧を得ることができるようにと、真奈美は事後報告という方法を選んだということでどうでしょう。

・真奈美と剛が子供をつくるか
つくることになるでしょうね。男の子ができたとしても女の子ができたとしても、そけぞれ商家に婿養子に出すなり嫁がせるなりして人脈とビジネスチャンスを広げ、家業の発展につながるわけですから。それに、もしも生まれた子が女の子だったら、『本当の女の子』がどのような振る舞いをしてどのような感情を持ってどのように考えるか、『これから女の子になろうとしている』真琴にとって、これ以上はない身近で最上のお手本になるのですから。

・真琴は結婚するか
真奈美にしても剛にしても結局のところは外様ですから、いずれは家督を返したいと考えています(というか、暖簾分けしてもらって独立し、二人の思うような商売に専念したいのかな)。で、家督を返すには、元々の嫡子であった真琴/誠を前面に押し立てる必要があって、そうするには、女の子になってしまった真琴に婿養子を取らせる必要があるわけで。だから、真琴が嫌がっても、もちまえの強引さで真奈美が無理にでも結婚させると思います。真奈美さんの場合、自分が真琴と結婚した時もそうであったように、必要なら一片の愛情もない政略結婚でも受入れるというドライさがあることですし。

・誠と綾野の関係
正直に言って、綾野は誠に対して深く失望してしまっていると思います。私という想い人がいながら、親が仕組んだ政略結婚を拒否できない弱さ。真奈美との結婚生活が始まってからは、重圧に負けて自分のところに通って来る優柔不断さ。新たな当主の身でありながら、(綾野の方から持ちかけたこととはいえ、だけど)独断で融資の実行を決裁してしまう自覚の無さ。一時は愛し合った相手の駄目な所を目の当たりにして、失望しないわけがありませんよね。ということがあって、綾野が真奈美の計画を知らされたのがいつなのかということは、考えなくてもいいかなと思います。それがいつであったとしても、綾野は誠に見切りをつけて真奈美の側に立ったでしょうから。で、綾野のこれからの誠への接し方なのですが。誠に対する不信のせいで男性全般に対する不信を心に抱えるようになったことに加え、自分の家の切り盛りにも心血を注がなければならない綾野としては、おそらく一生結婚はできないだろうなと漠然と思ってしまっているのですね。でも、男性に対する不信は拭えないものの、育児の楽しみは味わってみたかったとか諦めきれない部分もあって。それで、持てあましている母性を可愛い女の子に変貌してしまった真琴に対してぶつけ、真琴の乳母としての役割に専念する。そこには、元の恋人であった誠に対する想いは一片もなく、真琴が男性と結婚するとしても、これまで世話を焼いてきた『真琴お嬢ちゃま』の花嫁衣装を甲斐甲斐しく準備することになりそうかな、と。

・真琴は心まで女の子になるのか
これは、設定がどうとかではなく、私の願望として、完全な女の子になってしまうのは嬉しくありません。男性としての機能を全て喪失させられた状態で「男か女か、どちらになるか選びなさい」と迫られれば生活の必要上からも女性の立場を選びそうだけど、でも、心はどちらにもなりきってほしくはないな。男性・女性「どちらでもない」というのではなく、「どちらでもある」という心の状態でいて欲しいと切に願っています。

さて、以上が私なりの回答になります。
ただ、他の作品でもそうですが、作品を書く前に(あるいは、作品を書きながら)設定や背景をきっちりつくっておくいうことはありませんで、勢いにまかせて書き殴ってから、後付けとして設定や背景をでっちあげる場合が殆どです。それに加えて、いいはなさんからの質問の意図を私が充分に理解せずに答えているおそれも大いにあります。ですから、的確な回答になっていないかもと思います。その点はご容赦いただきつつ、こんなところでいかがでしょうか。
いずれにしても、読み手さんがご自身の気に入るように読んでいただけることが一番だということで。

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