星空のごとき羽織を縫ふ梅雨入
古いけれど戦後のものと思われる、細身の女物の羽織を、男の子の羽織に直します。コロナ以前は、男の子の羽織は、鷹とか龍とか兜などの絵羽と相場が決まっていたけれどね。自宅でささやかに起業したKさんは、アンティークのこどもの着物の貸衣装屋さん。運転が苦手なKさんの代わりに運転してみえた連れ合いさんが、「妻をどうぞよろしくお願いします」と糸目ですがるようにお吟さんを見つめたので、応援していますよ。この羽織も、節約と勉強になるからと、自分でほどいて折り目を伸ばすよう勧めました。とても素直で一生懸命の若いKさんです。
六月や身をつつみたる草木染 大石佳代子
