MENU
274,622

スレッドNo.1416

真夜中の月にちりめん裁つてをり

難病を救うお話が楽しみですこと。母の「百までには死にます」へのお褒め言葉に、ドストエフスキー様の文章を引用してくださり光栄です(笑)。

初めてのお客さんには、リラックスしてもらうため、「着物を着るようになったわけ」などお聞きすることにしている。今日のお客さん、長くなりますがと前置きして、「日本画を描くことが趣味の両親の元で生まれ、大正生まれの着物を縫う祖母にお守をしてもらった。特に父は多趣味。文学が好きで蔵書がすごかった。詩や俳句も詠んでいた。ジャズやカメラにも詳しかった。そんな環境で育ったので周りの同級生が幼く見え、自分の居場所がなかったので、フランスへ語学留学したいと申し出た。父の返事は、高校三年間で渡航費用を稼ぎ、何か一つでも日本の文化を身につけたなら行ってもよろしい、だった。お花が好きだったので、華道を習い、60万貯めて自力で渡航し、フランスで働きながら学校へ通った。華道展をお手伝いするのに、祖母が縫った着物を着たのが、好きになるきっかけでした」と答えてくれた。

彼女は帰国後、関東の企業で働くも、リーマンショックで仕事を失い、「景気に左右されない仕事は何か」と考えた時、介護職が頭に浮かんだ。両親が忙しく祖母に育ててもらったので、お年寄りが好きだったのも理由の一つ。サ高住で専属の介護士をしているそうなんですが、インテリジェンスの気難しいお客さんのお相手するのに、猫髭さん、多趣味のお父さんから教わった本物の文学や芸術のあれこれがとても役立っているそうです。

華道に加え茶道も習い始めたのでと、生まれ故郷の土佐紬をもってみえました。もう織り手がいないそうで、貴重です。林檎の柄の帯に似合う温かい手触りでした。

機織に好む錆色秋惜しむ   山田なつめ

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top