寒波来る島のあはひの海光り
今なお秘境めく徳島県は祖谷あたりで遊んできた。怖くてたまらないけれど、日ごろの子守のお礼にと、娘婿がいろいろ計画してくれたんで、かずら橋、へっぴり腰で渡ってきた。二か月後には三年に一度の架け替えだそうで、しがみつく葛がほつれて掴みにくかった。七歳が泣きもせずに健気に渡っているので、お吟さん、引き返せない。何が嬉しいって、渡り終えた瞬間。しかし膝はがくがく肩はこりこり。
後から来るはずの男子組がいつまで待っても来ない。スマホで連絡を取ると、「うんちがしたい」と八歳が言い出したので、渡り賃だけ払って駐車場へ戻ったそう。果たしてうんちは本当だったのか逃げ口上だったのか、聞くのも可愛そうなので分からずじまい。何度も温泉に入って肩の凝りを取ったとさ(笑)。
紅葉浮き朝を灯せる露天風呂 お吟
