手あぶりに活けむ山路の冬紅葉
小筆遊びの後、我らがお茶人が茶花を摘みに山へ行くのについていった。暖冬なので、紅葉はまだまだ枝についたままだ。お吟さん、「私も摘みたいけれど、花器も飾るところもない」と言うと、「使わない手あぶりがあるからあげる」とお茶人。人間でも変な人が好きなので、花器が手あぶりだなんて、好ましい。
火鉢のそばで玉露を煎れてあげるとき、そりゃ茶花があったほうがいいわね。しかし、この手あぶり、活けるのが難しい。芒はないほうがいいかな?
雑草は好きなので、ご不浄にはいつも庭の草を活けてある。今日などは、紅葉した赤まんまと蔓日日草の葉っぱ。烏の豌豆だってへくそかずらだって、なんだって活けるんだ(笑)。
冬枯れの枯れひびき合ふ雑木山 山田和子
