蠟梅の香を添へてゐる夜空かな
>バースデーカード春蘭描き添へて お吟
>絵馬に何か書き添えてゐる受験生 ラスカル
あれ、ラスカルが旧仮名間違えている。初めて見たわ、弘法も筆の誤りだね。
しかし、節分が来て春だから(一番大きな節句として京都では新年の参拝は欠かしても節分の参拝は欠かさないというほど立春前日の節分を重んじる)、冬至が過ぎて「一陽来復」で日脚が伸びて春を待つ心は強くなっても二月は最も寒さが厳しいから、京都人は節分を過ぎて沈丁花の鋭い匂いに振り替える時に春を感じ、鎌倉に住むわたくしも不意打ちのような沈丁花の香りで春を感じていたので春の句を今読むのには少しく抵抗があるが、お吟さんは「バースデイカード」ラスカルは「絵馬」を添えて春はまだ先のことと匂わせているので「春遠からじ」を演出しているのは流石である。
