ゆく春の懐紙に受くる波の菓子
猫髭さん、お忙しいのならいいんですけど、、、。
朝一番のお席へゆく。生菓子は渚をかたどった「塩飽」。我らがお茶人の手づくりの貝のかたちのお干菓子は、流木そっくりの木彫りの菓子器に盛られて回ってきたので、嬉しくなる。水差しや建水や棗なども、海にちなんだもの。茶花は黒臘梅と常盤紫陽花。茶道界も老齢化が進んでいるというのに、我らがお茶人のお弟子さん達は、みな若くて美しい。178㎝の長身の真菜ちゃんは、お吟さんが縫ってあげた付下げをトップモデルばりに着こなしてお薄を運ぶので、畳に正座したお客さんは、あっけにとられて口をあけて見上げておられた(笑)。
家暗く煙ゆたかに春炉あり 岸本尚毅
