日盛りの寺にたまはる汁と飯
街なかにあって、山門を一歩入るとひんやりとした空気に包まれる曹源寺に行く。咲き初めの蓮が美しい。住職さん以外は全員異国の僧。滝が流れ落ちるように経典をめくり、二十冊ほどをあっというまに読破(笑)。力強い読経に、太鼓や鉦の音が加わり、どこかの太古の音楽ではないかと錯覚する。ポーランドから夕べ帰国したばかりという住職さんの説法を聞く。蓮は泥水に咲く。幸せは苦労の末掴むものであると。
修行僧と同じ昼餉をいただく。お汁と炊き込みご飯の美味しいこと。ご飯はひと口残し、ほうじ茶を注いで朱塗りの茶椀を清めながらいただく。このほうじ茶がまた美味しい。
食後は、裏千家の茶会へ。茶菓子の上用饅頭の銘は「桃の里」。茶花は蛍茅と木槿とカセンソウ。カセンソウの漢字が「歌仙草」と聞いて、昔よく歌仙をしたお吟さんと、現在勉強している倉敷の茶房のめぐちゃんは大うけ。なんでそんな名が?と調べる、、、、歌仙とは「和歌に秀でた人」という意味から、歌仙が乗った車の車輪を連想し、歌仙草(カセンソウ)と名付けられたといわれている、、、なるほど、確かに細い花びらが車輪のような菊だった。
瀧よりのしぶき花茣蓙濡らしけり 関口こごみ
