夏蔦の館に古裂えらび買ふ
倉敷紡績の煉瓦造りの建物が、蔦の絡まるホテルになっている。その並びの工場も、展示会場として残っている。冷房はないが、高い天井と床の石畳が涼しげ。買い物上手の瑠璃蠅に誘われて、小ぎれいな和服の古着を探しにやってきた。40年も毎日着物をさわっているので、よいものかどうかは、指先が教えてくれるので、あとは柄のよしあしだけである。大胆な柄の麻や木綿や紗を、もんぺや法被用に買った。仕事用に、洗い張りされた紅絹300円、本染の風呂敷100円でラッキーなお買いもの(笑)。
一番蔵二番蔵あり夏木立 大峯あきら
