簪も三味の音色も月のころ
猫髭さまはジャズでしたか、夜空とジャズの組み合わせがいいですね♪
お吟さんは三味線でした。もう何年も前、三味線の師匠をしているお客を待っていたら、門を入ってくる人がいた。首に大風呂敷を結び、両手にも大風呂敷をぶらさげている。「あら、尾道からいりこを売りに来たのかしら?珍しいなあ」とドアを開けると、三味線の師匠その人だった。「大荷物を二度に分けて運ぶのが面倒だなあと思っていたら、妙案が浮かんで」その姿になったのだ。「風呂敷って、優れものですね」と話に花が咲いたのだった。
「三味線の生演奏が聴きたい。うちで演奏してくれたら、友人知人を呼ぶから」とのお願いもコロナなどもあって実現できずにいたが、本日やっと、聴かせてもらえた。お寺の書院にて、師匠主催の50名限定の演奏会。しばし隅田川の屋形船にゆられているような情緒を味わった。
帯合せ一度で決まる菊日和 北原智香
