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スレッドNo.2436

まだ青き瀬戸を過りて月の雁

月見茶会の待合にしつらえてあった掛軸が返ってきた。我らがお茶人から「月と雁と瀬戸の海を描いてくれ」と頼まれ、広重の錦絵「金沢八勝夜景」から、あっちの月こっちの海そっちの島を組み合わせ、いかにも瀬戸内上空を雁が渡っているように、お吟さんが模写をした色紙なり。ちょっと大人しすぎる絵になったので、林火や波郷などの雁の句を見繕って見せると、<雁列の低さや瀬戸を渦ながれ・秋桜子>がいいとお茶人が言うので、書家が讃を入れた。

朝一番の一席に、前市長さんが見える。お坊さんとか市長さんが見えると、茶道のたしなみがなくともお正客になってもらう。そういう場合、茶釜は?とか水差しは?とか知ったかぶりはなさらず、「お道具の説明をお願いします」と仰る。亭主の我らがお茶人が一通り製作者の説明をし、談笑をし、そろそろお仕舞だなと思っていたら、「ところで、待合のお軸は?」と質問されたそうだ(笑)。

作者名を言わなければならないので、「どこやらのお吟が広重の模写をして、、、、」「なるほど~」という展開になったそう。目を留めてくださって嬉しいけれど、ほんと言えば、つきすぎなんです、つきすぎのこてこてで恥ずかしい~
ま、分かる者はいないだろうからいいけど♪

引く波の音はかへらず秋の暮   渡辺水巴

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