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スレッドNo.2475

秋涼の大往生となりにけり

皆さま、母、10月4日、老衰で永眠いたしました。97歳でした。ここへ母のことを書くと、ちょこちょこ励ましのお言葉が頂けるのが嬉しかったです。思えば、8年前に母が急に弱り、気持ちがざわざわするので言笑のお仲間に入れてもらったのでした。

亡くなる3ヶ月前、80年踏み続けたミシンをぴたりと踏まなくなりました。布団にちょこんと座るだけの毎日になりました。食も細ってゆきました。亡くなる10日前、かかりつけのお医者様がいないのではあまりにも不安なので、初めて往診に来て頂きました。血圧も血液も正常で、先生ともにこやかに話すので驚かされました。しかし、水分を摂るのもやっとひと口という状態です。亡くなる27時間前、朝一番に覗くと、寝ていた目をあけて、「よう来てくれたなあ。ありがとうな。」と言ってくれたので、前から友達と約束していた禅寺の説法を聞きに行きました。

「卵子が受精すると、まず腸ができる。腸が上にのびて口になる。腸が下に伸びて肛門になる。要は腸で、脳みそなど付属品なのだ、、、」という本当だか嘘だかわからない話を聞きました。

亡くなる15時間前、おだやかだけれど一生懸命息をしているのを見るのが辛くて、往診を頼みました。「おばあちゃん、こんにちは」と医師が声を掛けると、目をあけて、あっという顔をしたので、耳が聞こえていると思い、「栄子ちゃんは美人だとケアマネさんが言ってたよ」とお吟さんがおだてると、母、ニッと笑いました。肉が落ちて顎が出っ張った母ではない顔になっていたけれど、笑った口元は紛れもなく母だったので、救われました。

僧侶の説法の柔らかい卵子の話が本当なら、母は、死期を悟り、体中に伸ばしていた器官を徐々に収縮させ、やがて一個の固いかたまりになったといえます。なんて人間の身体は巧く出来ているのだろうと、感銘さえ受けました。

出不精で極度の医者嫌いだった母、お吟さんがもんぺを介護用に直した翌日、今後の介護のスケジュールを決める日の前日、天国へ旅立ちましたとさ(笑)。

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