雨一日抹茶茶椀に鳴子の絵
昨日の茶道の種まきおばさんは、近所でも有名な料理好きなので、野菜や果物がどさりと玄関の外に置かれることもしばしば。渋柿がどさりと置かれた日には、夫婦でけんめいに皮を剥き、真っ赤な愛車のあるガレージに吊るす。小さい柿はうまく干柿になるけれど、大きな柿は黴が生えやすい。黴が生えたとて、ここの奥さんは捨てたりしない。熱湯でていねいに黴を落した後、殺菌も兼て薄衣の天ぷらにする。昨日は、それを茶菓子に出してくれた。美味しいのなんの。栗も割れた実はつぶして茶巾絞りにする。何にも入っていない栗百%の茶巾である。銀杏と楓紅葉のお干菓子も手づくり。銀杏にはちゃんと反りを入れてある(笑)。
秋霖ににじんできたる薄日かな 矢島渚男
