山茶花の小道くねくね土の道
お吟さんが子どもの頃、赤褌の先生に泳ぎを教わった浜は、水島工業地帯と化して久しい。隣町には、OLもした造船所があるものの、まだ白砂青松の砂浜がいくつか残っている。湖畔のお店で冬野菜と海老のドリアを食べ、岬の入り口に車を止め、岬めぐりをしようと歩き出したとたん、「この先社有地」の看板にぶつかる。なんていうこと!岬の九十九折も砂浜も、市民のものでなく企業のものになっているなんて!
海をあきらめて、山を歩く。冬紅葉もさすがに終わりだが、山茶花の白とピンクが一番よい時かな、落葉でふかふかの道もよろしいね。
珈琲の沸く冬旅に海を見て 松波幹治
