狂言と茶会の券を春の服
今日は隣町のお茶会へ。我らがお茶人はいつもお正客を務めさせられるのだが、市長さんが見えていたので、涼しい顔で末席に座った。亭主の羽織袴の男性は、市長さんを茶人として育てたくてうずうずしている。茶菓子の紅白の上用饅頭の銘は「萬寿」、茶杓の銘は「高砂」。
亭主「私たち夫婦は金婚式を迎えたので、目出度い銘をつけました」
市長「それはおめでとうございます」
亭主「本当は、私が申す前に、どうしてお目出度い銘なのですか?と聞いていただきたかった」
客 「笑」
午後は、同じく隣町のホールへ狂言を観に行く。田舎町に「しおさい狂言会」などというものが活動しているのに驚く。チケットを買っていると、「貴女の服、素敵ですね、ひょっとして着物ですか?」と、まだ早い時間だったので取り囲まれる。衿元まで直してくれる。アンティークの夏お召の、裾をあげて袖を短くして紐をつけただけの物だけど、太郎冠者を意識して(笑)。
服をほめてくれた方が、『墨塗』の嘘泣きする女や、『瓜盗人』の盗人に早変わりしていたのには笑えた。デジカメのバッテリー切れで撮れなかったので、ほめられた服を♪
釣釜や鮮かに黄を着て来たる 高幣遊太
