MENU
274,607

スレッドNo.2918

花冷えの涙のわけは聞かざりし

先週の月曜日は26℃を越える夏日で、石神井川の染井吉野は慌てたのか梢から咲くのを忘れて銅咲の桜という順番を忘れる季感だったが、いつも善福寺川の桜が終わった後に四月に入ってから咲く妙正寺川の枝垂桜がなんと染井吉野を差し置いての満開で、しかも妙正寺川だけでなくそこかしこの枝垂桜が、

  まさをなる空よりしだれざくらかな 富安風生

という有様で、山桜も満開で、春のうちに咲かねばと天を見ても地を見てもあらゆる花という花が慌てて我先に咲きそろう順番無視の狂い咲きの有様だったが、週末の10℃を切る冬日への急降下で、一気に花散らしの雨となり、今日は股引をまた穿いて出かける始末だった。

  夏日だと花咲けばまた冬日なり 猫髭

で、おかげで、花海棠や利休梅や紅白の源平枝垂れ花桃、乙女椿まで満開で、地には菜の花、喇叭水仙、諸葛菜、仏の座とごった返してごった咲きの何でもありの壮観だったが、なんという花冷えか。

  てのひらに冷えの集まる桜かな 武井伸子

という秀句を思い出した。

わたくしは猫は一度しか飼ったことはないが、戸塚の貸家にいた時、生まれたばかりの三毛猫の雌が迷い込んできて妻が飼いたいと、猫のための家を逗子の山の上に建て、大好きなマルセル・カルネ監督の映画『霧の波止場』に出て来る犬のKikiの名前から喜来と名付けて飼っていたが、喜来は自分を人間だと思い込んでいたので、寝言は言うし、舌を出し忘れたまま万歳して寝たりと、人間にしか慣れなかった。ラスカルの猫も自分を猫だとは思っていないと思うよ。(*^▽^*)ゞ

写真は源平枝垂れ花桃。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top