此れや此のぬしが突抜忍冬(つらぬきにんどう)か
わたくしが懇意にしているお茶の先生は下井草図書館の隣の造園の娘で、彼女が勝手に植える珍しい花に俳句を付けるので、それがあまりにも無邪気な下手さなので時々直してあげるお礼に勝手に植えた大根や韮をくれるので、わたくしの顔を見ると造園の珍しい草花を案内してくれるので、茶の先生なので茶花として栽培している草花をわたくしは毎月句材にしているというわけです。突抜忍冬の名に由来は実物を見ればわかるのですが、花に一番近い対生する枝先の葉が基部で合わさって、あたかも茎が葉の真ん中を突き抜けているように見えることからツキヌキと呼ばれ、冬でも落葉しないスイカズラを「忍冬(にんどう)」と呼ぶますが、茶道ではツラヌキニンドウと呼ばれます。
ところが句会でこれらの珍しい花を詠んでも誰も見たことも聞いたこともないのでちんぷんかんぷんでいつも無選なのですな。でも、無選とわかっていてもせっかくなので詠んでいます。今は武蔵鐙の花「仏炎苞」が咲いているのと一日限りのサボテンの花が美しいのですが、お茶の先生に言わせると、ムサシアブミで伊勢物語の武蔵鐙の二股かける浮気男の話をしたりできる人ってあなたぐらいよと言われるので、伊勢物語など誰でも知ってるだろう、鰐淵春子の♪サボテンの花が咲~く明日は幸せがそこにあるとき♪というTVドラマの主題歌で彼女の美貌と共に一世を風靡したでしょうとわたくしが驚くしかない。伊勢物語なんて教科書に出て来るし、岩波文庫で百円くらいで買えて読める薄さだろうに、みんな読んで知ってるでしょう???
おどろおどろ武蔵鐙の仏炎苞(ぶつえんほう)
明日咲く仙人掌の花明日一日(あすひとひ)
武蔵鐙の仏炎苞は白く清楚な水芭蕉の仏炎苞と違ってマムシかコブラの鎌首のようだからねえ。
あ、写真はスマホで撮ってあるのですが。画素数がでかすぎてパソコンにメール出来ないので、神田祭の時に湯島聖堂そばの孔子廟「大成殿」の写真を。すさまじい椎の木の花の匂いでしたが、まだ栗の木の花の生臭さよりは森の匂いでした。
花椎の大成殿のがらんどお
