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スレッドNo.306

焼鳥の煙の露地の十三夜

昨日は越谷市の河口聖個展に出かける。12時半に家を出てギャラリーKに着いたのが16時過ぎという3時間半もかかった。新幹線なら京都に着いている。いままでに何回も来ているが来るたびに二度と来るかと腹を立てる遠さである。ちなみにわたくしよりも遠い八王子の聖さんは30分で着いた。3時間半前に出たわたくしと30分前に出た聖さんがギャラリーKの道を反対側から歩いてきて出会ったのである、ちなみに示し合わせたように二人とも柿色の聖さんはブレザー、わたくしはウィンド・ブレイカーを着ていた。わたくしが個展の葉書を忘れたせいで越谷駅で降りてしまったせいだが、ギャラリーKは南越谷駅で、これは武蔵野線の駅で、越谷駅は東武鉄道伊勢崎線の駅で、新越谷駅が武蔵野線と伊勢崎線の乗換駅として出来たので、新越谷駅の二階の架線駅を下りると一階の南越谷駅があるのである。要するに聖さんは武蔵野線で南越谷駅で降り、わたくしは越谷駅で降りたので交番で聞いたらギャラリーは南越谷駅なので急行でも鈍行でも止まると言われ、東武スカイツリーラインを行ったり来たり南越谷駅を探したが武蔵野線の駅が伊勢崎線線にあるわけがない。新越谷駅で交番ではなく駅員に聞いたら、ここの真下が南阿佐ヶ谷駅の乗換口ですとの返事。全員に聞かれたなあ「なんで駅員ではなく交番に聞いたんだ」って・・・駅員が窓口にいなかったせいだが部屋の奥にはいるので声をかけるべきだったのだろう。招待状を忘れるわたくしが一番のドジなのだが・・・。

聖さんの絵は95年というから27年前の作品だそうで墨流しのようなベンガラ色が不思議な造形を引き立たせている。今の画質とは違うが、抽象画家は変遷が激しいので面白い。それが半世紀以上入れあげていると今までの蓄積の時間が凝縮されてはじけるような新鮮さがある。

電車の駅名が東武鉄道スカイツリー線には面白いのがある。清澄白河、曳舟、東向島、北千住、草加、越谷・・・ふと、回りを見ると老いも若きも全員携帯を見ていて車窓に目を向けているのはわたくし一人で、だんだん北千住を過ぎて中川の鉄橋を渡ってからスマホは絶対にやらないだろうなという田舎顔のおばちゃんらが増えて来る。それにしても昔は殺風景だったのが随分開けて似たような駅と駅界隈とはいえ、どんどん田畑が無くなるなあ。とはいえ、空は東京よりも広々としていて雲も薄く晴れ間が広がり、夜は十三夜の月が煌々と上がり、片月見にならずに済んだのは幸いだった。

  我以外携帯凝視馬鹿乃秋
  携帯を打ちつゝあくび夜長妻
  櫓の音や清澄白河十三夜
  曳舟へ金の散るぞえ十三夜
  向島其角酔ひどれ月見かな
  栗うでておなかのおとの十三夜
  北千住こんなに開け月の川
  煎餅の匂ふ月出る草加かな
  携帯を見ぬ年増増え月の出か
  越谷は開けたれども鄙の月

さあ、明日は上野公園の第48回東京展でロビー階に特別展示された聖さんの絵を見て高齢の、じゃなくて恒例の澤好摩さんと河口聖さんと猫髭の三人会で上野御徒町界隈を飲み歩く。昨日あんなに呑んだのに。(*^▽^*)ゞ。

>大原美術館前の大原さんの名建築の旧邸宅が会場

ああ、お吟さんの行ったのは大原美術館の分館のいつもは日本の名画が置いてる展示室ですね。林武「梳る(くしけずる)女」と梅原龍三郎『紫禁城』の代表作はここにあったのかと瞠目した分館展示場でした。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月10日 08:13)

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