白抜きの笑まふ関取藍浴衣
週末に、金蠅銀蠅瑠璃蠅と、佐藤愛子のエッセイを映画化した「九十歳、何がめでたい」を見にゆく予定にしてある。二か月も前から、真っ赤な小さなチケットを手に入れ、失くさないよう、全員財布に仕舞っている。筈である、、、。が、銀蠅がしょんぼりと、「私、チケット失くしたわ。回転寿司の、真っ赤な割引券もらったとき、財布に真っ赤な割引券があったので、古い券だと勘違いして、捨てたんだわ。それが映画のチケットだったんよ、、、」
お吟「ほんとにないん?違う目で探したら、見つかることがよくあるよ」
銀蠅「ないない、捨てたんよ」
お吟「ダメもとで探してあげるよ」
銀蠅「ないない、財布ひっくり返して、確かめてもなかったんよ」
金蠅「違う目で探すべきよ」
銀蠅 、、、(しぶしぶ財布をよこす)
お吟 ごそごそ、、(真っ赤な割引券にぴたっとくっついて映画のチケットがあるを発見)
お吟 「これは何かな?」
銀蠅 「きゃあああ~」
その銀蠅、元気になって男物の浴衣にとりかかっていた。「藤島」の文字と、元二代目の若乃花、お兄ちゃんそっくりの、白抜きの似顔絵(笑)。
待ち人の来て噴水の高揚がる 檜紀代
