茸汁秋の終りの長雨の
秋の終りの長雨が続き肌寒くなる頃に必ず作るのが茸汁である。深酒をした後などは下痢腹になるから冷たいものや追い酒は余計障るから酒毒が治まるまでは体を温めて静かにしているしかないから、酒に弱ければ吐けば治りも早いがなまじ酒に強いばかりに迎え酒で鎮めるのは若いうちだけで、年を取ると意地汚くなって酒は百薬の長と一滴残らず滋養にしようとするから、わたくしの場合は動悸に現われ数えたことはないが一度お客の血圧計で計ったら210あって良く生きてますねと驚かれたが、その程度では特に気になるほどではなく、問題は目の前が霞んだり黄色や橙色の粒子が出て来るときで我慢していると目の前が暗くなって気絶して倒れる。貧血だと思うが横になって寝ると血が戻って焦点が合うから、この症状になったら駅のホームでも神社でもベンチを探して横になるしかない。これは若い頃に無理して仕事をしすぎて徹夜明けとかいう時にホームでいきなり気持悪くないのに吐いたり社内で前の乗客に突っ伏したことがあるので、倒れるまで働くというのがわたくしの知る限界なので倒れないうちは大丈夫で倒れたら限界というのはわかりやすく、口先だけで倒れるまでやれという奴は倒れるまで何かに入れあげたことがない口説の徒に過ぎないから黙殺するに限る。
ところが極限まで堪えられる肉体と精神を持っているとわたくしの精神はダイヤモンドより固いから肉体の衰えで限界を知るしかないので還暦古稀と来て「動悸」が加わった。これには二種類あっていきなり原因もなく動悸が速くなって来ることで、これは深呼吸して息を止め、限界でゆっくり息を吐くことを繰り返すと治まるケースと体が揺れるほど動悸が大きい時とあって、深酒した後とか原因はわからないが地震かと思うほど揺れる時は酒を呑んだら治まったということがあり、後者はよくわからないが、どちらも「求心」という薬を飲むと効くことがわかった。「求心」は高いのでジェネリックを常備しているが、コロナ便乗で値上げしているので困ったちゃんである。五十代から人間ドックが義務付けられて心電図などを取ると寝ずに働いた後など死体のように寝てしまうので心電図が取れないと看護師長クラスでないと脈が取れないこともあったが、不整脈や動悸で死ぬ事はないのであくまでも、何か異常を感じた時の警報だと思えば、酒を控えよう、糖分を控えようといった対策が必要になる、特に糖分は血糖値が340から120に落ちたせいでめまいが劇的になくなったので、饅頭を一度に18個食わない、一度に米は四合食わないという二点を守ってから体重もあと2キロ減らせばベストに維持できているので、遊びを含めて今の66キロが維持できていればとりあえず恙無しと思われる。多分カナグル錠100mgを飲み続ければ血糖値は正常を維持できると思うが「求心」と同じで副作用はないが効く薬は高いので、そこまで食費減らして健康を気遣うのは、健康のためなら死んでもいいとジョギングし過ぎて心臓麻痺で死んだジョギングの提唱者ジム・フイックス父子(二人とも冠状動脈性心疾患で死亡)と同じで突然死の可能性があることを覚悟で走ればいいので、いつも言っているが人間は犬や馬ではないから散歩でいい。
あれ、なんで茸汁の話を書こうとして健康のためなら死んでもいいと死んだバカモノの話をしてるんだ。まあ、いい。
茸汁は巻繊汁(けんちんじる)と同じでちまちま作っていると貧乏臭い味になるからどかっとわたくしは十人前くらい作る。茸はいま沢山出ている茸をナメタケといったぬるぬるタイプ以外は癖のない油(菜種油とか胡麻油以外)で炒めてから煮ると香りが立つ。茸以外に欠かせない野菜は大根、里芋(剥いたやつでいい)、牛蒡(笹掻きにした方が火の通りが速い)、蒟蒻(小粒の丸蒟蒻がお薦め)、それと焼豆腐(崩れにくい)で、人参とか入れたいひとは入れて良いが、わたくしの場合は必須は以上である。出汁は醤油と酒だけで昆布と煮干も鰹節という八方出汁と同じであるが、好みで千鳥酢を足すのが猫髭流。茸を炒めるのとお酢を足すくらいかなわたくしの流儀は。もう昨日から一味唐辛子をふってどんぶり五杯は食っているが飽きないなあ、毎年の茸汁は。(*^▽^*)ゞ。
あ、不適切な言葉があると拒否され続けて一時間以上訂正を続けたが結局どの言葉が不適切だったか不明で、どたばたしていたらお吟さん飛び越した。疲れるわ、この表現の自由の時代に不適切と言われてもねえ。
写真は西洋美術館のブールデルの「弓を引くヘラクレス」の後ろのふぐりを見上げた写真。多分世界初。馬鹿か。
