酷暑なりベンガラ壁も白壁も
大原美術館に出没。本日、順路一番に飾られていたのは、留学していた洋画家児島虎次郎が実業家大原孫三郎に、「日本人に洋画を紹介する必要性」を説いて、最初に購入した、アマンジャンの『髪』。
この絵に関して、大原孫三郎宛の児島虎次郎の書簡がとても興味深く、しばらく見入ってしまった。「アマンジャンの作品としてはとてもお買い得な値段で、、、」という生々しい文面に始まり、末尾には、『髪』の作品が大まかにペン描きされている。このペン描きがあまりにも魅力的で、お吟さんも単なる模写を越えて、こんな本歌取りのような模写が出来たらいいなあと思った次第(笑)。
↓は、大原美術館の中庭の睡蓮の池から、東洋館や工芸館を写したもの。ここの睡蓮は、モネ邸の池からもらってきた睡蓮である。児島虎次郎は、モネ邸へ何度も足を運び、植物好きなモネに牡丹の鉢植を贈ってご機嫌を取り、珠玉の小品『睡蓮』を手に入れた。軟弱者のお吟さんは、1時間も観ればへとへとに疲れるので、工芸館は後日訪れることに。
睡蓮の一花のために水に寄る 桂 信子
