秋気澄む酒瓶もワイングラスも青
産直市場にて、桃・野菜・紅はるかなど買い、サンドイッチと牛蒡コロッケで腹ごしらえをして、きび美ミュージアムへ。倉敷ガラス展をしている。クリスマスツリー飾りのガラス玉の職人だった小谷眞三(昭和5年生まれ)は、周りの文化人に勧められガラスコップも作るようになる。ガラス玉とコップは厚みも用途も違うため、かなりの試行錯誤を要したようだ。
手ごろの厚さと重さがあって危なげがなく、口吹きの動きが一つ一つに出ていて屈託がないから実に愉しいガラスの器たちは、次第に日本中の人から愛されるようになる。棟方志功も、小谷の倉敷ガラスを熱望した一人である。
グラス拭く新月ひびきやすきかな 奥坂まや
