指先でつまむ干菓子や風炉名残
和裁の集まりの日。断末魔の叫びのような暑さだった。信仰心はないけれどなんとなく四国八十八か所巡りをしている銀蠅が、秋遍路の句をお土産にくれた(笑)。
茶道を始めた五十代が、明治末期生まれのお祖母さんの着物を一回り大きくしてほしいと10枚ほど持って見えているので、手始めに、麻の葉もようの紬にかかる。袖をはずし衿先をほどいて、裾から90㎝のところで切り離して、身幅を広げたのちに別布を継ぎ足す。
つぎはぎ部分は、着付けるとおはしょりの中に入るので、問題ない。着物のよろしさですな。
黄落のあかり牛首紬積む 井上雪
