ソイ食うて釣瓶落しの食中り
あ、お吟さん、その仮縫覚えています。出来たのですね。美しい♪
わたくしとしたことが、食中毒で下痢と嘔吐と蕁麻疹に悩まされた。今日は、というか昨日は目の暗いお客の掃除と料理なのだが、車椅子のお客の通院介助があり仕事を朝ではなく午後に回してもらった。魚屋さんからホウボウが入ったと電話があったので今日は仕事で出かけているからと断ったのだが13:00前に終わったので顔を出したのだが刺身に下ろした後だったので北海道のソイの刺身があったのでそれを買って、ついでに目の暗いお客にお詫びとして茸汁をお裾分けしようと茸セットと大根と里芋を買って、一端帰宅して魚を冷蔵庫に入れてから行けば良かったのを一時間ぐらいなら大丈夫かと魚を持ったままお客に行って茸汁を半分あげて帰宅したのが午後3時前だった。朝は肌寒かったが昼までには晴れて天気も快復していたので気温も上がっていたのでお客の冷蔵庫に魚を入れて帰りに取り出して帰れば良かった。現に以前はそうしていたが、それは残暑で暑かったからでつい晩秋の涼しさに気が緩んだのだろう、晩御飯を終えて、「科捜研の女シーズン22」という長寿番組の第一回を見て、常連のロタという若造の余りにも下手な演技にむかついていたので彼に代わって入ってきた新人が感じ良かったので面白かったが2時間番組だったのでその半分ぐらいだろうか、いきなり便意であわてて立ったら軟便が少し出ただけで食ってすぐは出ないだろうと昼の軽いランチ便かくらいに思っていたら、「科捜研の女」を見終わって、しりとりサイトをサーフィンし始めたらぴーひゃらぴーしゃらぱっぱぱらぱらの下痢になり、ソイと茹蛸の刺身とネギ玉(溶き卵三個とネギ一本ざく切りで炒めるだけの優しい味の一品)と茸汁で茶碗二杯食べただけだから原因はソイしかなかった。蛸は結局入歯では噛み切れずに炒めても駄目で明日煮て柔らかくしてから食おうと思って取っておいたからだ。
魚の食中毒には二種類ある。ひとつはサバ、ソイ、イカ、サケ、ヒラメ、ニシン、カツオ、マダイ、ブリなどに寄生する体長2センチくらいの回虫アニサキスがまぎれて食べてしまったのが原因だが、胃の痛みが出るのが食べて4時間後からだからアニサキスが原因ではない。魚屋もわたくしも見逃すわけはない。
もうひとつが今回の原因で、魚に含まれるヒスチジンというアミノ酸が、放置した時間が長いとヒスタミン生産菌の酵素が作用し、毒素のヒスタミンに変わると、ヒスタミンは熱にも調理でも除去できないので、食後1時間ぐらいで食中毒になり、下痢、嘔吐、蕁麻疹、胃痛を起こす。まさしく今夜のわたくしの症状で下痢だと最初は思っていたので正露丸を三粒飲んで解決と思っていたら、朝の4時に頭と顎鬚と猛烈な痒みで目が覚めて、すわまた蕁麻疹かと起きて電気を点けると顎中メンタームを塗って、耳も痒いので塗って、膝と腿の横も痒いのでぼりぼり掻くと見る見るうちにぼつぼつぶつぶつ湿疹が浮き出て来て、吐気をもよおしトイレで少し嘔吐したが、前回の蕁麻疹の薬が残っているので飲み薬プレドニン錠5mgとケミファ錠20mgを一錠づつ飲んで塗り薬マイザークリーム0.05%を塗ったら湿疹と痒みは消えて、少しづつ水を飲んだら胃痛も消えてきたので峠は越したと思われる。掌と手の指の股が擦るとやめられないとまらない痒い痒いの快感に、なるほど麻薬や不倫に夢中になるのはこういう快楽のためかと思ったが猿ではあるまいし馬鹿馬鹿しいと、こうして事の顛末を書いているのである。
たった一時間と言えど刺身を常温の中に晒すべきではなかった。しかし、茸汁作りにお客も味見しておいしいおいしいと頷いているので、冷凍庫に讃岐饂飩のパックがふたつあったので、これを小鍋に入れて、茸汁をかけて熱くすれば晩御飯においしい茸饂飩を食べられるよと、そっちに気を取られたので鞄にソイの刺身が入れたままだったのを忘れていたのである。夢中になると入れあげちゃうのはわたくしの悪いクセ。是非ない。
写真は先週食べたホウボウの塩焼き。30センチ超えの今までの中では最大のホウボウで、刺身にするにも五人分くらいあるし、アクアパッツアもフライパンが28センチなので小さ過ぎて作れないしで塩焼きにしたが頭が焼き機の天井に閊えて焦げてしまった。味は言うまでもない。これが680円。田舎だったら2500円はする。東京ならではの贅沢か。
