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スレッドNo.3435

ちやぶ台にまた一人来て秋深し

後楽園の正門前に建つ、県立博物館へ行ってきた。花ござ展をしている。
  花茣蓙を敷くは九谷や陶器市   大島民郎
お吟の美学では、畳は畳みであってほしく、その上から、「上敷き」なんぞ敷いてほしくない。まして、花柄なんぞ、、、

倉敷市出身の磯崎眠亀(1834-1908)は、「錦莞筵(きんかんえん)」という緻密で美しいデザインの花ござを発明し、海外から高い評価を得た。ペルシャ絨毯のような花ござは、ほとんが海外向けに生産されていた。やがては、国内向けにも作られるのだが、元々は、日本人には畳の間に敷物を敷くという発想はなかったのだろう。

今から50年ほど前は、まだ同級生が藺草農家へお嫁に行ったり、職場に藺草農家の娘が居れば、部署の若者が刈り入れの応援へ行ったりしていた。現在は岡山でなく、熊本は球磨川の恩恵を受けた八代平野でのみ作付けているとか。錦莞筵を織れる職人は一人もいない。

例の如く、今日も一時間ほど館内を回ると、疲れ果ててしまった。ふと、ロビーの隅に、靴を脱いで上がってもよい花茣蓙のコーナーがあり、花茣蓙の座布団にちゃぶ台まで置いてくれている。お吟は、大喜びで、正座をして寛いだ。花茣蓙に座ってこんなに嬉しかったことはない(笑)。

椅子よりも正座が好きや福寿草     塩谷はつ枝

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