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スレッドNo.3551

ギャッベ展銀杏黄葉を踏みてゆく

イラン南部のザクロス山脈、標高2000~3000mの山岳地帯で羊とともに遊牧生活を営むカシュガイ族の人々がいる。その女性たちが、天と地にある森羅万象を感性豊かな心でとらえ、家族の幸せを願う模様に織り込んだ絨毯<ギャッベ>の展示を見に、金山寺へ向かった。

ナビに従って、妙に狭くなっていく山道を登っていると、いよいよ車を擦りそうで、前にも後ろにも行けなくなって、運転の旧家守り人が、民家に道を聞きにゆく。旧家守り人が、首を傾げつつ車に戻ると、民家から壮年の男性が出てきて、「先導するから、、」と言って、右手をおいでおいででなく、西洋人のように掌を上に向けて、付いておいでのの合図をしてくれる。その動作があまりに決まっていたので、「あの人は、張り込みの多い刑事か自衛官よ」とお吟はつぶやく。

3、4㌔は先導してくれただろうか、無事に金山寺に着く。私たち、おばちゃんなので、ついつい各自持っていた、三ヶ日みかんやら柿の種やら、お礼に差し上げてしまう。我らがお茶人は、「お仕事は何ですか?」とまで聞いてしまう。答えが、「自衛隊です」だったので、もう、拍手拍手(笑)。

草木染の手しごとの魅力のギャッベに逢う、その前座のように、雑木紅葉はめくるめく美しいし、境内は銀杏落葉の絨毯である。お寺の中、座敷にも板の間にも廊下にもギャッベが敷かれ、客はその上を歩いて鑑賞できる。日がさすとさらに鮮やかに見えるそう。ギャッベは、太陽の下で手織りされるんだものね。

庫裡ふた間赤絨毯を敷き詰めし    右城暮石

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