隣席は和服の男女薬喰
和裁の集まりの日。金蠅銀蠅瑠璃蠅は、同窓会の話や、スマホ決済の話や、来春の倉敷ツーデーマーチ(10㌔とか20㌔とかを団体で歩く)の話で盛り上がっているが、お吟は、同窓会嫌い・現金好き・団体嫌いなので、縫いながら静観していた(笑)。
今日縫ったのは、三味線が趣味で地味好みの白髪の美しいマダムからの頼まれもの。大正生まれのお父さんは、お洒落で晩年まで着物を好んで着ていたそう。そのお父さんの形見の紬を、洗い張りして女物に縫ってほしいと見えた。地味好みで、黒やグレーや茶色しか着ないマダムなので、男物が丁度いい。男着物は、対丈で着るので丈が短いが、たいてい腰で内揚げをたっぷりとってあるので、女物に仕立て直すのは可能である。着物のよろしさ。
顔見世や桟敷の舞妓ばかり見て ふく嶋桐里
