気分変調症について
発達障害でお世話になっているものです。今回は二次障害について疑問に思っていることをお聞きしたくて書き込みしました。
10年ほど前から希死念慮が消えません。でもなんだかんだ、今は仕事に通いながら生き延びてます。
これって、軽いうつ状態が長く続く「気分変調症」なのではないかと最近思い始めました。
先生はこの症状、どう思われますか?
こんにちは、投稿ありがとうございます。
発達障害の人が、難治性うつ病 双極Ⅱ型障害や気分変調症、気分循環性障害などと
診断されることは非常に多いです。
うつ病や躁うつ病などの気分障害の診断基準は非常に曖昧ですので、
合併している、併発していると診断するのは間違いではありません。
発達障害の気分の波は気圧 気温 ストレスなどで短期間で変動する、
たまに元気のある日も挟むなどが特徴です。
発達障害の波は、うつ病や躁鬱病のように薬を飲んで待っていても治ることがありません。
今後も周期的に症状が変動すると考え、抗不安薬や抗精神病薬、コンサータを
対処療法的に使いながら、自分で気分のコントロールを練習することが治療になります。
気分変調症も長期間 無気力 無力感 抑うつ感が続くというもので、
うつ病のように抗うつ剤で治りません。
治療の基本は抗不安薬を上手く使いながら無理矢理動くことが治療になります。
その辺は発達障害の治療と同じですので、
診断に拘らなくても良いのではないでしょうか?
希死念慮は何もしていないと脳内ループしますので、
毎日忙しい日々を送り、趣味や運動 知的好奇心などで、
現実逃避すると良いですよ。
また診察の時に教えて下さい。