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強迫観念

強迫症についてお聞きしたいのですが、発達障害の強迫観念とそうでない人の強迫症とは、完全に区別できるものなのでしょうか。

発達障害の人のこだわりはすべて、強迫症という病気ではなく、性格的なものだと判断されますか?
合併しているという考え方も出来るのでしょうか。

また、発達障害特有の強迫観念であっても、曝露反応妨害法などの認知行動療法によって改善することは可能なのでしょうか。

ご回答の程よろしくお願い致します。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年07月08日 17:04)

こんにちは、投稿ありがとうございます。

その症状が病気によるものなのか?性格なのか?の鑑別は非常に簡単ですよ。
要はいつから症状が始まっているか?ですね。

幼少時からこだわりが強い 融通が利かない子供だったのであれば、性格からですし、
逆に子供の頃はあまり気にしない性格 流せる性格であったなら病気
いわゆる不安障害(強迫性障害 社会不安障害 パニック障害)の可能性が高いですね。

さらに発達障害の場合は、強迫観念以外にも 不注意 癇癪 多動 忘れ物 遅刻などの自己管理困難、
空気が読めない 気が利かない 対人コミュニケ―ション困難などの特性も
いくつか合併していますので、鑑別は容易です。


不安障害は脳内のホルモンバランスによる病気ですので、薬物療法が奏効します。
SSRIやSNRIなどの抗うつ剤を8週間以上服用すれば、
生活に支障がないくらいには良くなりますよ。

発達障害の強迫観念にも同じ薬を使いますが、きちんと服用していても完治せず、
ストレス反応性に症状悪化を繰り返すことが多いですね。
治療の基本は薬ではなく自覚と工夫とリハビリになります。

それゆえ不安障害なのか、発達障害のなのかの鑑別は非常に重要です。

「薬物療法」と「リハビリ」、「良くなる」と「治らない 繰り返す」、と治療や予後が全然違いますので、
私は合併しているという風には考えず、きっちり分けるようにしております。

このことは他の2次障害 Ⅱ型の双極性障害 うつ病 統合失調症様症状など
全てに言える事で、2次障害を病気だと思っていくら薬を調整しても治りませんよ。



どちらが原因であっても、強迫観念に暴露療法などの認知行動療法はある程度有効ですが、
私は仕事や生活に支障が無く他人に迷惑のかからない強迫観念 確認行為であれば、
無理に治そうとせず、どんどん確認するように指導しております。
過食嘔吐の人に、どんどん食べて吐くように指導するのと同じですね。

又発達障害からの強迫観念 こだわり グルグル思考は
暇にしている 何もすることがない 引き籠っていると悪化するという
特徴がありますので、どんどん予定を入れて 外に出て 忙しくすると良いですよ。

引用して返信編集・削除(未編集)

安眠剤についての質問

ベンゾ・非ベンゾの認知症や離脱症リスクなどは週刊記事レベルでなく、各精神科医のコラムやブログでも色々な意見を検索で見る事ができます。

強い安眠剤は精神科医のみの処方もわかります。
https://hattatu-matome.ldblog.jp/archives/62452432.html ←話半分でふと気になった時に見るこのまとめサイトでメラトニン系薬剤なら、過去にロゼレム系統を頂きましたがマイルドでなんだかなぁと体質に合わなかったです。
(今頂いてるベンゾの強いのは寝れるだけならばっちしな適合であります。持越しはまれにという感じです。)

安眠剤として寝る為専門の薬ではなく、内科や耳鼻科?など別の診療領域の薬で実は眠気が凄い薬はあるのか?具体例のご記載は置いといて、そういう方面での内科的アプローチ処方は過去にご経験あったり、ご検討される事はありますでしょうか?

引用して返信編集・削除(未編集)

こんにちは、投稿ありがとうございます。


私はアルツハイマーや依存になるリスクより、服用を我慢したり、
弱い非ベンゾに変えることで、不眠 不安 緊張などのストレスが発生する方が
怖いことだと考えております。

ストレスが多いと、高血圧、脳梗塞 虚血性心疾患 悪性腫瘍になりやすいというのは、
昔から言われている事であり、今や世間の常識ですよね。



無理に減らしたり、弱い薬に変更して我慢するくらいなら、
たまに減らす日を挟みつつ、定年まで、もしくは一生飲むように
患者さんには勧めております。

高い薬を売らないと製薬会社が儲からない、
経済が回らないのも解りますが、今の日本政府の財政
医療費を考えると安いベンゾの方が良いと思うのですが・・・
脱ベンゾ運動は止められないみたいです。




内科の薬で眠気が出るものの代表は
抗ヒスタミン剤、いわゆるアレルギー 花粉症の薬ですね。

アタラックスやヒベルナ レスタミン ポララミンなど、
第一世代と呼ばれる古い薬はとにかく眠気が強いです。
PL顆粒などの総合感冒薬にも抗ヒスタミン剤が入っており、
私は乳児の不眠 夜泣きには風邪薬を処方しています。
(乳児に眠剤は処方出来ませんので・・・)

あとは降圧剤のαブロッカー(アルドメット カタプレス)や
リリカ タリージェなどの痛み止めくらいでしょうか?
アルドメットはインチュニブに似てますのでADHDの人には使っています。

精神科領域であれば、レスリン ミルタザピンなどの抗うつ剤
テグレトール、ラモトリギンなどの抗てんかん薬などが
眠剤の代わりになりますよ。

これらの薬はベンゾジアゼピンに比べると睡眠効果は弱いですが、
依存性が無いという利点がありますね。




睡眠薬を処方する時に絶対に確認しなければいけないのは、
その日の朝~日中きちんと起きていたか?ということです。
起床時間が遅かったり、昼寝をした日には眠れないのは当たり前ですし、
そこに眠剤は効きません。先に朝起きることですよね。

うつ病や躁状態、急性ストレス反応の過覚醒 
ADHDの思考の多動で眠れない人も
そちらを治療しないと眠剤は効きません。

単に不眠という症状だけを診るのではなく、何故この人は眠れないのか
という原因を考えることが一番大事だと私は考えております。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年07月08日 18:48)
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